収益で見るバルセロナの移籍事情 20-21冬~後編~
今回は後編ですのでまだ前編をみられてない方は是非前編からみてください!
今シーズン加入・契約更新した選手以外の『ブスケツ・アレニャ・グリーズマン・ブライスワイト ・デンベレ・リキプッチ・ネト・コウチーニョ・アルバ・セルジロベルト・アンスファティ・ウンティティ ・フィルポ』の13名について、現在の市場価値分が移籍金として払われたときの収益はどのくらいなのか。を調べてみました。
前編はこの13名の内、収益が多く得られる7名を紹介したので後編は収益を得難い6名の選手を紹介していきます。
また、しつこいですが高い収益が得られるから売るべきだとは全く思っていません。そして素人が計算したので緩くみてください。
ここではボーナス等は考慮せず、表記は選手名(今までの最高市場価格/現時点での市場価格/バルセロナに加入した移籍金)参考サイトはtranfermarktです。
8Ousmane Dembélé(最€120m/現€50m/移€130m)
デンベレは2017年8月25日に移籍金1億3000万€で加入しました。なので獲得時の簿価は1億3000万€になります。そして20-21冬時点のデンベレの簿価は獲得時の簿価と減価償却費の差なので約3900万€になります。
現時点の市場価値である5000万€を支払われたとしても5000-3900=1100。1100万€しか収益は得られません。
彼に7000万€払うクラブがいるのかは分かりませんが、7000万€程度支払われたなら3100万€(約38億円)のも収益を得られます。
9Junior Firpo (最€25m/現€14m/移€18m)
フィルポもデンベレと同じように計算します。彼は1800万€で獲得しました。そして、彼の簿価は約1260万€でした。
つまり、1400万€の移籍金が払われたと仮定すると、収益額はこの差額である140万€程度しか得られません。
彼も売却希望の声が多いように感じますが、今の市場価値だと収益を得られるのは難しいように感じます。
10 Neto (最€18m/現€10m/移€26m)
最近パフォーマンが優れているネトです。彼は売らなくていいとは思いますが一応見ていきます。
彼は2600万€で加入し、彼の簿価は1300万€です。彼はまだ在籍年数も長くないので収益は得辛いです。なので彼の市場価値と簿価との差額は1000-1300=-300でマイナスになっています。
彼のパフォーマンス、得られる収益を考えても売る理由は無い様に感じます。
11 Antoine Griezmann (最€150m/現€80m/移€120m)
ここからが問題ですね。
グリーズマンは1億2000万€の大金で獲得し在籍年数も長くないので相当な移籍金を積まれないと売る事はないような気がします。
彼の簿価は8400万€とかなり大きいです。そして彼に8000万€の大金が注ぎ込まれても8000-8400=-400。と収益としてみるとマイナスになります。
収益を得るという点でみると1億€以上は絶対。しかし1億€を払えるクラブはいないと思うので、収益の点で考えると彼は売られないと思います。
12 Martin Braithwaite
彼の簿価は1285.7万€です。そして彼の市場価値は750万€、なので750-1285.7で収益はマイナスになります。
プライスワイトですが彼は他の選手とは違う特別な形での加入でしたので間違いの可能性はあります。しかし収益を多く得られないと言う点は合っていると思います。
13 Philippe Coutinho
そして1番収益を得られないのはコウチーニョとなりました。しかし彼はバイエルンにレンタルされたシーズンもありますが、計算がややこしいので19/20はバルサに居たと仮定して計算しました。
コウチーニョは移籍金1億4500万€でバルセロナに加入しました。彼の累計の簿価は約6590.9万€。しかし現在のコウチーニョの市場価値は6000万€とかなり下がったので、6000-6590.9と差額はマイナスになりました。
なので彼は収益の面で考えると売れないと思います。
最後に
どうでしたか?
今回は収益が得辛い6人の選手を紹介しました。つまり彼らはサポーターに売るべきと言われても、財政的に余裕があるか、多額の移籍金を積まれないと売られる可能性は低いと言い換えることもできると思います。
“冬に誰を売るべきか?”これは絶対サッカーファンでは話になると思いますので、そのとき是非参考にして頂けたらなと思います。
是非これを踏まえて放出の優先順位などを教えてください!笑