LaLiga(20/21)第20節 エルチェvsバルセロナ [マッチレビュー]
こんにちは!スーペルコパとコパを戦い2週間ぶりのリーガを戦います。エルチェはリーグ戦ここ12試合勝利がなく19位と厳しい状況になっています。リーガでは3連勝中のバルサ。エルチェとは相性がよく過去8試合ありましたが、いまだに得点されたことがありません!(1988年以降のデータ)
エルチェはシーズン前に昇格に導いたパチェタ監督(現ウエスカ監督)を交代しており、今はホルヘ・アルミロン監督が率いています。
スタメン
エルチェは前節5バックだったのに対して今節は4バック。バルセロナはデストを先発させずにミンゲサ、意外にもラングレでは無くウンティティの先発なりました。
レビュー
シュート
シュートを打った選手について
・エルチェ
総シュート数4本で平均シュート距離が17.8m。(ペナルティエリアの長さが16.5m)これ等のことからエルチェはシュートまでの形が上手くいかなかったことが分かります。またFWからのシュートは無く、全てMFからのシュート。そして左サイドからのシュートがありませんでした。
・バルセロナ
総シュート数は15本。メッシの様に大きな偏りは無く、多くの選手が打っていました。また53%のシュートにペドリが絡んでいます。このことからもペドリを中心としたシュートが多かったことが分かります。
xG(ゴール期待値)
デヨングのゴールは若干運もあり、xGが0.96と大きすぎるので、ここでは無かったものとします。
バルサの決定機はアラウホ、トリンカオ 、リキのゴールの3つがありました。これ等3つは全てxGが0.50を超えており、大きな決定機を作れていたことが分かります。
ただ、決定機以外のシュート11本の総xGは0.51で、平均xGは0.046。
これを見るとバルサは"エルチェの守備を崩せてた"とは言えません。
エルチェは1回の決定機を作りました。しかし、この決定機はバルセロナの選手のミスによるものでしたので、エルチェはバルセロナを崩すことはできなかったことが分かります。
ビルドアップ
バルセロナ
バルセロナはボールポジション66%。ボールを66%握っていたにも関わらず、ウンティティとアラウホのラインで多くのパスを回していました。
つまり、ビルドアップが上手くいっておらず、崩しが上手くいかなかったことが分かります。
また、右サイドに選手が寄っており左サイドからの攻撃が少なかったです。[攻撃サイド(左:28% 真ん中:34% 右:38%)]
しかし、右サイドで崩しが上手く行ったわけではありませんでした。デンベレのドリブル回数が7回(5)で両チームで最多だったことから、特にデンベレでの単独突破が多かったです。
エルチェ
エルチェは後方からつなぐ意識を持っていました。しかし、ビルドアップは上手く行っておらず、外側でのボール回しが多かったことが分かります。
また真ん中がすっぽり空いていることが分かります。ここのスペースにはブスケツがおり、これだけスペースを与えて、マークもついてなかったことが、ブスケツが輝くことができた要因の一つだと思います。
最後に
メッシを欠いての2戦は苦しみましたが、勝利することができました。過密日程で疲労の色は見えましたが、エルチェ戦は相手が良かったわけでもないので、もう少し楽に勝つことができればよかったです。
ブスケツがサスペンションのため、ビルバオ戦を欠場してしまうことが決まりましたが、2021年のリーグ戦では4連勝中。アラウホ、ペドリ、デヨング、グリーズマン、ミンゲサ、デンベレあたりの疲労は気になりますが、復帰後のメッシに期待しましょう笑