LaLiga(20/21)第21節 バルセロナvsビルバオ [マッチレビュー]
こんにちは!日本時間では2月に入りましたが、2021年初のカンプノウでの試合となります!マルセリーノ監督になり現在5連勝中。ここ4試合は逆転勝利によるものだそうです。
今日勝つと、マドリーを越して2位になるので必ず勝ちたい試合です。
スタメン
バルセロナはブスケツが出れない代わりに、ここ2試合出場がないピャニッチを先発。そして2ヶ月ぶりに復帰したセルジロベルトはベンチスタートになります。そして、またしてもラングレではなくウンティティが先発です。
ビルバオは、スーペルコパ決勝と全く同じメンバーできました。
レビュー
シュート
シュートを打った選手について
・バルセロナ
総シュート数12本。シュート自体はメッシが4本、グリーズマンが3本,,,と大きな偏りがありませんが、アシストの部分まで見ると、12本中10本のシュートにメッシ絡んでいます。今更ですが、シュートまではメッシに頼っていることが分かります。
・ビルバオ
総シュート数7本。ゴールエリアからのシュートはなく、テアシュテーゲンを脅かすようなシュートはありませんでした。
xG(ゴール期待値)
xGでは、かなりの大差をつけて勝っています。特に相手のxGがこれだけ低いのは今シーズン初だと思います。つまりビルバオにフィニッシュの局面を作らせなかったということです。(オウンゴールは相手シュートでは無いので、xGは0.00となります。)
崩されるシーンはありましたが、決定的なシュートまでは打たせませんでした。
逆にバルセロナは、決定機3つ(sofascore)。今シーズンのバルセロナで特に問題なのは、決定力。今回も決めれたのはグリーズマンのシュートのみで、残り2つは外しています。(メッシとピャニッチ)
ビルドアップ
バルセロナ
ブスケツ不在でピャニッチがブスケツの役を行うと思われましたが、ピャニッチでは無くデヨングがブスケツの役に回ります。まだクーマン監督はピャニッチを信頼してなさそうです。
今までアラウホはビルドアップの場面で、左CBと右SBとキーパーへのパスが多かったですが、今節はピャニッチとデヨングにも多くのパスが見られ、積極的に前方向へのボール出しを行っていたことが分かります。
ビルバオ
前半はアルバがあけたスペースを狙ってるようにも見えましたが、前半でシュートは1本のみ。後半からは明らかに左サイドから攻撃をはじめました。なのでパスマップでは左サイドに偏っています。
ムニアインとユーリでの崩しが増えました。
中央:スーペルコパ決勝
右:今節の試合
今年あった3つのバルサ戦におけるムニアインのヒートマップです。
マルセリーノ監督になって、中央でのプレーが少なくなりサイドで多くプレーするようになったムニアインですが、今日の試合は中央でのプレーが多かったことが分かります。
つまり、ミンゲサを釣り出しておいて、空いた背後のスペースを狙っていました。
ちなみに過去の2試合ではミンゲサでは無くデストが先発。(決勝ではミンゲサが途中出場)
これは攻撃を始めるためのパスを可視化したものです。つまり狙いが分かります。
青の枠で囲った部分にビルバオのパスが集中していることが分かります。ミンゲサの背後を多く狙っていたことが、これからもわかると思います。
スタッツ
sofascore:https://www.sofascore.com/athletic-bilbao-barcelona/rgbsAgb
最後に
完勝とまでは行かないものの、勝ち点3を獲得しました!
これでリーグ順位は2位!CL出場が目標と言ってた頃に比べると、良い順位になりましたが、首位のアトレティコとは10ポイント以上の差がついています。
少し前までボロクソだったウンティティ、グリーズマン、デンベレのフランス3人は、ここに来て調子を上げてきています。特にウンティティはまだまだですが、PSG戦に向けてこの好調を続けて欲しいですね笑
それと、個人的に今日のピャニッチは満足です。今の中盤にはないミドルシュートの武器もありますし、散らしは素晴らしかったと思います。クーマンはまだ信頼してなさそうですが、是非使い続けて欲しいです。