CL(20/21)第3節 バルセロナvsディナモ・キエフ [マッチレビュー]
こんにちは!今日はここまで好調なCLです。しかしリーグ戦は全く好調ではありませんが、ここらで波に乗るために勝ちたいものです。
スタメン
バルセロナはラングレではなくデヨング、メッシを右に配置する形できました。正直デヨングをここで使うのであれば4-2-3-1ではなくてリキも輝ける4-1-2-3でもいいような気もします。でも今はそこまでできる余裕はないのかもしれません。
一方ディナモキエフはコロナ感染者が多く、軽く調べただけでも11人も欠場しました。なのでほぼBチームになります。
レビュー
シュート
シュートを打った選手について
・バルセロナ
総シュート数は22本でメッシとアンスが50%を占めています。8人の選手がシュート打っています。しかし前のレビューでも書いた通りMFの選手からのシュートが少ないです。アタッカーからの選手が多いのは当然ですが、中盤からのシュートが少なく感じます。
・ディナモキエフ
総シュート数は8本。しかし7本が枠内シュートで、全てのシュートがエリア内からのシュートでした。この守備に関しては後でもうちょっと話してみます。
xG(ゴール期待値)
最終的なxGの差はそこまでありませんでしたが前半だけ見るとxGは大勝しています。しかし前半終了時のスコアは1-0でした。つまり決定力を欠いたのは明らかです。前半のみでペドリはシュート2本でxG 0.45、アンスはシュート4本でxG0.77、グリーズマンに至ってはシュート3本でxG 1.14でした。CLの上位を狙うならここまで決定力を欠くのはいただけないです。
しかし後半はxGの上がり幅が小さい事から決定機を作る回数が減ったのも分かります。
次は守備面をAlex Delmasさんの言葉を借りて見たいと思います。
シュート8本に対してxGは2〜2.54。あまりにも高すぎます。これは相手に確実にゴールチャンスを作られているからです。バルサはここ数年において被シュートの数は減少傾向にあります。しかし失点数は増えている。これは明らかに機能不全を示しています。そしてこれがはっきりと現れ負けたシーズンが19/20シーズンです。
各シーズン リーグ戦の被シュート数と失点数⬇️
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ビルドアップ
・バルセロナ
デヨングとラングレの違いは明らかで、デヨングの方が高い位置でプレーしています。そのため左サイドで選手同士の絡みが多くなっていますが、右サイドの広いスペースはデストがカバーしてたことになります。
この試合のペドリの円は小さく直接的に絡む回数が少ない事が分かりますが、"most progressive passing received"がペドリになっている事から攻撃の大事な場面では多く絡んでいたことが分かります。
・ディナモキエフ
基本的にバルセロナはボール保持している時間が長いので相手のパスマップから何か考えることはやっぱり難しいです。
左に書かれているmost~系を見るに左(バルセロナから見て右サイド)を多く狙っていたことは分かります。
スタッツ
sofascore: https://www.sofascore.com/dynamo-kyiv-barcelona/rgbsfqb
最後に
つまり今日の試合は決定力はまるで無かったが確実なチャンスを多く作られた試合でした。
相手のキーパの並外れたパフォーマンスがあったにしろ、もっと決めれたところが多かったように感じます。そして守備面では、はっきりとデータとして現れましたね。
自分はローテーションをして欲しいとは思いましたが状況も状況なので、できない理由も理解はできます。しかし対象を収めて流れに乗れそうでもなく、主力メンバーの疲労が増し、一番よくない結果のようにも感じます。
今回はかなり厳しい試合でしたがCLは3連勝。そして次は絶対に勝ちが求められるベティス戦。メッシ、デヨングの疲労は気になるところですがほぼ確定でスタメン出場ですね笑