FCバルセロナ Champions League 20/21 攻撃データまとめ

こんにちは!こんばんは!
今日の試合のウエスカ戦を勝利し、好調なリーグ戦での優勝を目指すバルセロナ

残念ながらチャンピオンズリーグはラウンド16での敗退となりましたが、CLで気になったデータをまとめてみました。是非気になる部分だけでもご覧ください。

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まず"チームのスタッツ"を紹介します。下のサイトで詳しく載っているので是非。

www.uefa.com

・目次

ール・アシスト数

・ゴール数(計18ゴール)
5 - メッシ
3 - デンベレブライスワイト
2 - グリーズマン
1 - デスト、ペドリ、ピケ、アンスファティ、コウチーニョ

計18ゴールは、バイエルンミュンヘンに次いで二番目に多い数字でした。しかし出場時間等を考えるとグリーズマンとトリンカオの数字はもっと欲かったです。

・アシスト数(計12アシスト)
2 - メッシ、デンベレ、アンスファティ、アルバ
1 - ブライスワイト、ペドリ、デヨング、ミンゲサ

18ゴールに対して12アシスト。4つのゴールはPKによるものなので、流れの中からのゴールが多かったことがわかります。つまり崩せてゴールを狙えていた回数が多かったことが分かります。

定力

まず決定力を導き出すためにxG(ゴール期待値)と言われるデータを用います。
xGとは、『シュートした位置、利き足、守備者の位置』等を用いて、そのシュートがどのくらい可能性でゴールになったかを記すものです。(PKは平均成功率76%なので、PK時のxGは0.76)
⬇️xGについて詳しく知りたい方は

www.footballista.jpss

つまり簡単に決定力を求めるには『実際に決めたゴール数 - xG』で求められます。(+)の値が大きいほど決定力が高く、(-)の値が大きいほど決定力が無かったと言い換えることができます。
いきなりですが (+)だった選手、つまり決定力があった選手から紹介します。

 

5位:アンスファティ、ペドリ +0.1

3位  デスト、ブライスワイト 

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2人の値は+0.6でした。
ブライスワイトはローテで挑んだフェレンツヴァーロシュ戦とディナモキエフ戦で2G,1Gと結果を残してくれました。デストはカンプノウでのディナモキエフ戦で得点しており、1Gを記録しました。

2位  コウチーニョ

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現在怪我をしておりバルサでの居場所が危ういコウチーニョ+0.7で2位になりました。CLでは2試合しか出場していませんでしたが、第1節のフェレンツヴァーロシュ戦でゴールを記録しています。
正直意外でしたが前半戦のコウチーニョは好調で、不調の時期に出場がなかったのも一つの要因に考えられそうです。

1位  ピケ

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 1位はまさかのDFであるピケ。+0.9を記録しました。
ピケは怪我もありCLでは3試合の出場に終わっており、3試合の合計シュート数は"1"。
つまり、1本の難しいシュートを決め切れた為+0.9と高めの数値が出たと考えられます。

「あれ?」と思われた方もいると思います。そうなんです。メッシやグリーズマンデンベレ、トリンカオといった(+)になるべき選手がいません。以下(-)だった選手を紹介します。

-0.1:ラングレ、アルバ、ブスケツ、ミンゲサ、アレニャ
-0.2:セルジロベルト
-0.3:ピャニッチ
-0.4:グリーズマン
-0.5:リキ
-1.3:メッシ
-1.5:トリンカオ

バルセロナxGは19.6でした。先ほどチームの得点は18と紹介しましたが、この差は"-1.6"。勿論ベスト16に進出したチームで最下位の数字。GS32チーム中でも26位とあまりにも低すぎる結果がデータとして現れました。

ュート・ゴール クリエイティング アクション

次にシュート・ゴール クリエイティング アクション(以下「SCA」)を紹介します。
これは名前の通りシュート、ゴールを生み出す為に行ったパス、ドリブル、守備の回数です。つまりこれが多いほどシュートチャンスを生み出していたことになります。

20位:ラングレ、テア、ミンゲサ、アラウホ、モリバ - 1回
19位:コンラ - 2回
18位:ピケ - 2回
16位:コウチーニョ、フィルポ - 4回
15位:セルジロベルト - 5回
14位:リキ - 6回
12位:ブライスワイト、アレニャ - 7回
11位:トリンカオ - 9回
8位:デスト、デヨング、ブスケツ - 11回 
6位:ピャニッチ、アンスファティ - 16回
4位:グリーズマン、ペドリ - 17回

GKなのにSCAがあるテアシュテーゲンは流石ですね笑
リキとアンスファティも出場時間が多くないのに関わらず、この数字は流石です。

3位  デンベレ

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3位はデンベレ18回。彼はパスが雑なので意外な数字でしたが、パスではなくドリブルによって6回SCAが生まれました。(ドリブル6回はバルサ1位)

2位  アルバ

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2位はアルバで22回。アルバは全てパスによってSCAが生まれており、左サイドからアルバのパスで多くのシュートが今れていたことが分かります。

1位  メッシ 

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1位は勿論メッシです。2位のアルバの2倍以上の56回を記録しています。バルサの攻撃の核がメッシなのは誰もが知っていることですが、データとしてもそれが現れました。しかしこれだけシュートチャンスを作っていながら、メッシのアシスト数は2。先ほどの話になりますが改めて『決定力がなかった』事を示すデータが出ています。

ップスピード 

特に説明不要ですが、CLの試合で一番速く走った速度です。

24位:マテウスフェルナンデス- 21.6 km/h
23位:ウンティティ - 25.7 km/h
22位:モリバ - 26.6 km/h
21位:ブスケツ - 27.0 km/h
20位:コンラ - 27.9 km/h
19位:メッシ - 28.6 km/h
18位:コウチーニョ - 29.2 km/h
15位:ピャニッチ,リキ,グリーズマン - 29.5 km/h
13位:ピケ、トリンカオ - 29.9 km/h
12位:ペドリ - 30.4 km/h
8位:ラングレ,ブライス,アルバ,デヨング
                 -30.8km/h
5位:フィルポ,ミンゲサ,セルジロベルト-31.0km/h

一つ注意する点を挙げると、この数字が選手の最高速度とは限りません。あくまで『CLの試合で』です。

3  アラウホ、アンスファティ 

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 アラウホとアンスファティが31.5 km/hで3位でした。アラウホはリーグ戦で34.5km/hを記録した事を考慮すると、アラウホが全速力で戻る様な危ないシーンがなかったことが分かります。PSG戦に出場していればこの記録も変わっていたかもしれませんね。

2位  デスト

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2番目に速かった選手はデストで 31.7 km/hでした。とにかく速くて、ドリブルが上手く今後が楽しみな20歳のデスト。バルセロナは足の速い選手が多くないので、この数字でも2番目となりました。

1位 ウスマンデンベレ 

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バルセロナでスピードが速い選手といったらこの選手。デンベレ34.0 km/hを記録しました。バルサの中では、ずば抜けて速いですね笑 

の他

選手ごとに成績が良かったデータをまとめました。
以下紹介するランキングは、CL出場32チーム全選手を含めた順位です。

#2 デスト
攻撃の為にドリブルで運んだ回数(4位)、ペナルティエリアへ運んだ回数(3位)

#3 ピケ
パス成功率(1位)

#8 ピャニッチ
ファイナルサードへのパス数(2位)、攻撃を始める為のパス数(10位)、タッチ数(3位)

#10 メッシ
xA(2位)、シュート数(1位)、キーパス数(2位)、ファイナルサードへのパス数(8位)、ペナルティエリア内へのパス数(1位)、攻撃を始める為のパス数(2位)、スルーパス数(2位)、タッチ数(7位)、ドリブル成功数(1位)、攻撃のためドリブルで運んだ距離(2位)、攻撃の為にドリブルで運んだ回数(1位)、ファイナルサードへ運んだ回数(1位)、ペナルティエリアへ運んだ回数(9位)、パスターゲット数(2位)

#11  デンベレ
シュート数(7位)、ドリブル成功数(5位)、股抜き回数(3位)、攻撃の為にドリブルで運んだ回数(8位)、ペナルティエリアへ運んだ回数(3位)

#14 コウチーニョ
股抜き回数(8位)

#15 ラングレ
攻撃の為にドリブルで運んだ距離(5位)

#17 トリンカオ
股抜き回数(8位)

#18 アルバ
ペナルティエリアへのパス数(5位)、攻撃を始める為のパス数(5位)、スルーパス数(9位)、クロス数(3位)、タッチ数(8位)、股抜き回数(8位)、パスターゲット数(6位)

#21 フレンキーデヨング
パス成功率(5位)、ファイナルサードへのパス数(4位)、タッチ数(10位)、攻撃の為にドリブルで運んだ距離(1位)、ファイナルサードへ運んだ回数(2位)、パスターゲット数(8位)

 

やはり攻撃のスタッツだとメッシが圧倒的でした。ただPSG戦で批判されていた決定力の問題も明らかに現れましたね。

次は全選手の守備系データスタッツと走行距離をまとめようと思います。

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