CL(20/21)第6節 バルセロナvsユベントス[マッチレビュー]

こんにちは!いよいよ"Messi CR7"でサッカーファンから大注目されているGS最終節のユベントス戦です。3失点しない限り負けても首位通過が決まりますが前試合のカディス戦が酷かっただけに勝って首位通過を決めたいところです。

スタメン

アラウホは復帰戦。ウンティティが164日ぶりの復帰を果たし今季初招集されました。またサイドにはトリンカオ 、第2節ユベントス戦で大活躍をしたペドリがスタメン復帰をしました。

ユベントスは第二節とは7人も先発メンバーが違います。サンドロ、デリフト、ロナウド、と言った選手が復帰してきました。

レビュー

シュート

シュートを打った選手について

バルセロナ
総シュートは19本で、内11本がメッシによるものでした。そして枠内シュートは7本ありましたが全てメッシのシュートでした。更にペドリ、トリンカオ のシュートは無くグリーズマンは3本のみ。相変わらずのメッシ依存です。

ユベントス
総シュート9本。そしてクリスティアーノ・ロナウドはPK2つを除くとシュート2つのみで、シュート数自体はかなり少なかったです。

xG(ゴール期待値)

バルセロナユベントスより倍以上シュート数があるのにxGは倍以上負けています。つまり決定的なシュートはかなり少なく、決定的なシュートを多く受けているということになります。カディス戦と全く同じです。

今日の試合でカディス戦と違ったのは、決定機が0だったことです。ユベントスに上手く守られ決定機を作らせてもらえませんでした。

ビルドアップ

バルセロナ

ここで一番気になったのはアラウホ。明らかにラインが低いです。オサスナディナモキエフ戦のブライスワイト と同じ理由で、ロナウドによるものだと思います。
そして2番目に気になったのはデヨングの位置の高さ、彼はアルトゥールを捕まえに行く回数が多いように感じたのでラインが高くなったのだと思います。

アラウホは低めの位置へ、デヨングは高めの位置へ。するとデヨングの裏のスペースが大きく空くと思います。ユベントスの狙いの一つはここで、1失点目のPKにつながったプレーもここを狙われ、2失点目はスローインからでしたが同じような場所を狙われました。

最後に気になったのはトリンカオです。横とのつながりが薄くデストしか関係性がありませんでした。しかしトリンカオが高い位置に表示されてる事からデストは孤立気味だったことが分かります。

良いところを言うと、66分に投入されたリキプッチについてです。彼が投入された後の60-75分以降の平均ポジションは綺麗になりバルサはテンポを取り戻したように感じます。是非スタメンでみたい選手です。

ユベントス

アルトゥールを中心に綺麗に3-5-2になっています。ボヌッチとデリフトから質のいいパスが多く、前線へのパスが多いことも分ります。

パス

これは攻撃を始めるためのパスを示したマップです。つまり攻撃の狙いどころがこのマップによって分りやすくなります。

バルセロナに注目すると、ほとんどのパスが真ん中へのパスで外側へのパスが少ないです。これはアンスファティやデンベレの様なサイドで裏に走れる選手が今(ほぼ)いないので、攻撃が単純になってしまいカディスの様に簡単に守られてしまします。

バルセロナはパスを多く回しクロスは少ないので、中を固めクロスをさせる為にワイドに追い込む作戦だった。

アルバロ・セルベラ(カディスの監督)

つまりバルセロナは、中を閉じられてしまうと突破口はメッシの個人技くらいしかありません。ユベントスカディスのほどに中を固めてはいませんでしたが、デンベレとアンスが戻ってくるまでは同じ様な状況が続きそうです...

スタッツ

sofascore::https://www.sofascore.com/barcelona-juventus/Mdbsrgb

whoscored:https://www.whoscored.com/Matches/1508919/Live/Europe-Champions-League-2020-2021-Barcelona-Juventus

最後に

http://gty.im/1230020470

今日のメッシは素晴らしいプレーをしていましたが、多くのシュートはブッフォンの正面に飛んでいました。クラブとの対立、英雄マラドーナの死去、試合前にはW杯準優勝に導いた元アルゼンチン代表指揮官サベーラの訃報。精神面はかなり心配です。

これで公式戦2連敗。3点差で負けたことにより2位通過になりました。2位通過なのでラウンド16は厳しい相手と当たりますが赤のチームだけはやめてほしいです笑(他のチームもやばいですが)

これ+PSG,ボルシアMG

正しくは38試合無敗(34W4D)

そしてここから9日でレバンテ、レアル、バレンシアバジャドリード戦と4連戦の鬼日程があります。ここからリキや4123にするか等クーマンの采配が変更されることが予想されています。ただこれから勝ち点を落とすと相当厳しくなります。どうにか勝ってほしいです...