LaLiga(20/21)第13節 バルセロナvsレバンテ [マッチレビュー]
こんにちは!87/88シーズン以来の最悪のスタートをしたバルセロナ。現在首位とのポイント差は12と厳しい状況にあります。
今日は直近5試合1勝4分と勝ちきれていないレバンテとの試合です。レバンテは前節ヘタフェ戦でようやく勝ちましたが、ヘタフェの自滅感はあったので自分達の力で勝ったとは言いにくいです。
因みに首位12ポイント差からのリーガ優勝は過去ないそうです。
スタメン
バルセロナの大きな変更点は4-1-2-3になったことです。そして左ウィングにブライスワイト、コウチーニョがインテリオールに入りました。期待されていたリキはベンチスタートになります。出場しませんでした。
レバンテは怪我人こそ多くはないですが離脱した選手がバルディとカンパーニャ。と離脱した選手が主力中の主力でした。
レビュー
シュート
シュートを打った選手について
・バルセロナ
総シュート数は24本。これで3試合連続でメッシがチームの50%近くシュートを打ちました。メッシのシュート数が多いことも気になりますが、メッシ以外のアタッカーの選手が少ないことも気になります。
実は今日の試合パス系統の中心になっていたのはアルバでした。(ビルドアップ>バルセロナのパスマップ参照)ただそのアルバはメッシにしか出していません。実際アルバのシュートアシストはメッシのみ(2本)でした。これは分りやすいメッシ依存です。
・レバンテ
総シュート数は6本と少なめで、右サイドの選手からのシュートが多かったです。 最近のバルサの傾向ですが被シュート数は減っていますが、失点数は増えてます。つまり相手に確実にゴールできるシーンを与えています。
xG(ゴール期待値)
xGでは大勝しました。特に後半では被シュート数は2本と少なく、xGも小さかったです。ただ前半は被シュート数は少なかったものの、決定機は2つでxGが大きかったです。
バルサはxG0.30以上のシュートはセットプレーやこぼれ球で、流れからの決定機はありませんでした。なので狙っていた部分や崩しでの決定機はありませんでした。
上のツイートは最近のバルセロナの傾向について呟いたものです。ブログの方にも書きましたがカディス、ユベントス戦はこれでした。
ビルドアップ
バルセロナ
ブスケツは久しぶりにサリーダ気味だったので低い位置になりました。そしてアラウホも低い位置に、これはパスが不安なのか分りませんが彼は足が速いのでもう少し高い位置でも良い気がします。
特に気になる部分は配置。もっと分りやすい様に前半終了時の平均ポジションと一緒にみます。
インテリオールの2人が高すぎます。そして幅を取る選手はおらず、相変わらず右サイドではデストが孤立しています。先程も言った通りブスケツはサリーダで下がり気味だったので、ブスケツのカバーするエリアが広くなっています。
レバンテ
レバンテは4-2-2-2と内よりの配置になりました。先述したようにバルセロナはブスケツの脇が空いています。なのでサイドハーフのメレロとデフルートスは内側でプレーしていました。ここが大きな狙いどころでした。
そしてアイトールと同じくらい活躍したマルサは、この試合タックル4,インターセプト6でこの試合トップの数字でした。パス数とxG CHAINもチーム1位だったので攻守の起点になっていたことが分かります。
スタッツ
sofascore:https://www.sofascore.com/levante-barcelona/rgbsZgb
WhoScored:https://www.whoscored.com/Matches/1492065/Live/Spain-LaLiga-2020-2021-Barcelona-Levante
最後に
なんとか一点を奪い勝ちました。4123だったのでCLでハイパフォーマンスを見せたリキとアレニャを途中出場させると思いましたが、出場しませんでした。クーマン曰く「得点が入ってプランが変わった」とのことらしいです。
それと気になるのはピャニッチ。出場しませんでしたしアップすらしていませんでした。年末までの過密日程では出場させないと相当厳しいですが、クーマンはどうするんでしょうか...
アラウホはミンゲサに配給力では劣るもののバルサのCBにはいないスピードがあります。実際今日の試合はカウンターを防いだ場面もありましたしrac1ではMOTMに選ばれました。
そして直ぐにソシエダ、バレンシア、バジャドリード戦と過密日程が続きます。最近引き分けが続いているソシエダですが現在リーグ首位。オヤルサバル欠場の報道等ありますが、優勝を狙うには絶対に勝ちが必要です。