LaLiga(20/21)第19節 バルセロナvsレアル・ソシエダ[マッチレビュー]

こんにちは!現在首位で18年ぶりの好スタートなレアルソシエダ、33年以来の最悪のスタートなバルセロナと対照的なチーム同士の試合です。ただカンプノウにおいてはソシエダとは圧倒的な数字を誇っており、相性が非常に良いです。これから優勝を目指すには特に上位チームとの対戦が重要になってくるので必ず勝ちたいとこです。

またスーペルコパが開催される影響で、前倒しでの試合となります。*スーペルコパでもソシエダとの対戦が決まりました。

スタメン

首位との対戦で若いミンゲサとアラウホのCBコンビできました。クーマンの大胆さはすごいです笑 またペドリがトップ下起用になり4-2-3-1に戻りました。そしてフィルポですが第二子が昨夜誕生しクーマンが許可を与えたため招集外となりました。

ソシエダは前節エイバル戦から7人の先発変更。前節好調であったバレネチェアはベンチスタートになりました。とにかく怪我人が多く、チームの要でもあるシルバ、オヤルサバルが欠場しました。

レビュー

シュート

シュートを打った選手について

バルセロナ
総シュート数は14本。全体的に多くの選手が打っており、大きい偏りはありません。直近の試合は、どんなに難しい問題でも答えがメッシなのでメッシを警戒すれば怖さは減っていましたが、今日の試合は偏りがなく多くの選手が打つことでメッシもより怖く更に他の選手も怖くなっていました。

レアルソシエダ
総シュート数は12本。バルサとほとんど変わりませんが75%のシュートは66分以降に打ったものです。つまりバルセロナが交代策を使ってから多くのシュートを打ちました。今日の様な戦い方ができるメンバーは限られていることが分かります。

xG(ゴール期待値)

xGでは大勝しています。前半は決定機を3つも作れており、被シュート数は3本で被決定機は1つと良い試合の入りだったことが分かります。ただ問題は後半で60分以降は決定機を作れず、シュートを多く受けています。先述した通りでこの戦い方ができるメンバーは限られており問題もあります。

主にグリーズマンですが決定機のミスがだんだん増えています。今日の試合ではグリーズマンは2つ(3つ)の決定機を外しました。これも裏を返せば右サイドでもフィニッシュに絡めてることが分かるので後一歩ですね笑

ビルドアップ

バルセロナ

今までと明らかに違う部分はメッシの位置。ファルソヌエベの様な立ち位置になっておりグリーズマンとも被ることなく、スペースがある状態でプレーできています。相変わらずデストは孤立気味に見えるものの全体的に選手間の繋がりは多く偏りがありません。

ミンゲサ、アラウホの違いも明らかに現れています。アラウホは前線へのパスがなく、ミンゲサとテアへのパスが多いです。一方ミンゲサはアルバ、ブスケツ、メッシへと前線へのパスが多いです。またテアシュテーゲンの前線へのパスも多かったです。

レアル・ソシエダ

ソシエダは初め4-3-3でスタートしていましたが、前半20分あたりにポルトゥとヤヌザイを中盤に持っていきダイヤモンド型の4-4-2に変更しました。そのためポルトゥが真ん中に表示されています。

ただダイヤモンド型の4-4-2は基本的に相手のセンターアタックには数的不利な状況になりやすいです。この試合スビメンディ(メリーノ)が一列降り5バックを形成して守っていたので、バルサが中盤でボールを多く持てていた印象があります。

most progressive passing がゴロサベル、most progressive passing receivedがモンレアルだった事から攻撃サイドの偏りはなく、サイドバックの選手に運動力等も求められていたことも分かります。

スタッツ

sofascore:https://www.sofascore.com/real-sociedad-barcelona/rgbszgb

WhoScored:https://www.whoscored.com/Matches/1492121/Live/Spain-LaLiga-2020-2021-Barcelona-Real-Sociedad

最後に

http://gty.im/1291660252

試合終盤は押し込まれる展開が続くもなんとか勝利しました!それにゴールを決めたときの喜び方や何かチームの団結力(?)も見えました笑 非常に内容も良い勝利だったと思います。

ラ・レアル戦のフレンキーのゴール。VAR待ちの後、「ブラボー!」と言いながら歓喜の輪ができたが、輪の中心はフレンキーではなくメッシだった。ゴール決めたフレンキーも自分のゴールなのにメッシに飛びつく。なかなか可視化されないが、メッシはリーダーなんだなと思ったシーンだった。

ぶんた(@s_bunta) さん

今日の試合はデータ、スタッツ上ではMOTMはアルバでしたが、クレの中では間違いなくペドリだったと思います。ポストに衝突してまでも守ったシーンもそうですし全体的に素晴らしいプレーをしていました。アラウホとミンゲサも素晴らしく若手の勢いがすごいです笑

若手が活躍する裏で危ないのはトップ下でも序列が下がりつつあるコウチーニョと手癖や軽率なミスが批判され始めてるラングレ。特にラングレは大事な試合でのスタメン落ちですので、気概を見せて欲しいです。

これで暫定5位に浮上。次節はまたカンプノウでのバレンシア戦です。今季主力を大量放出しバルサと同レベルのオーナーがいるチームですが、ソシエダとマドリーに勝っています。とにかくチーム状況がよくなっていますので流れに乗って三連勝して欲しいです!