LaLiga(20/21)第8節アラベスvsバルセロナ [マッチレビュー]

こんにちは！クーマン監督も『これまでで最も完成度の高いゲーム』と語る先日のユベントス戦。いい試合でしたが今日はここまで結果が出てないラリーガのアラベス戦です。アラベスとは非常に相性が良いのでここでリーグ戦の悪い流れを断ちたいところです。

スタメン

*主な欠場者*
・アラベス　　　　・バルセロナ
ペラ・ポンス(怪我)　アラウホ(怪我)
　　　　　　　　　　テア・シュテーゲン(怪我)
　　　　　　　　　　ウンティティ(怪我)
　　　　　　　　　　コウチーニョ(怪我)
　　　　　　　　　　リキプッチ(監督判断)
　　　　　　　　　　M.フェルナンデス(監督判断)

アラベスは大方の3-5-2予想ではなく4-1-4-1。
バルセロナはまさかのリキプッチが招集外。クーマン曰く試合に出ないより練習した方がいいとのことです。そしてローテーションを組んでくると予想してましたが、リーガ2連敗中で絶対に勝たないといけないからか主力メンバーできました。

レビュー

シュート

シュートを打った選手について

・アラベス
総シュート数は4本でシュート人数は4人。　シュートを打った回数は少ないですが3本が枠内シュートでした。

・バルセロナ
総シュート数25本,これだけ打ってもビッグチャンスはアンスとグリーズマンの２つ（sofascore）。そして枠内シュート率も36%でした。相変わらずメッシが一番打ってます(40%)。ここの割合が高すぎる事からメッシを意識しすぎてることが分かります。

xG（ゴール期待値）

アラベスはゴールを決めたリオハのシュートがxG0.96を記録。これ以外には決定期らしい決定機はありませんでした。

ビッグチャンス数２から分かる通りシュートの多さに対しxGはありませんでした。単純計算でシュート1本あたりの平均xGは0.11、ゴールを外した中で一番大きいxGはアンスファティのシュートで0.32でした。

良い出来事といえば、やっとグリーズマンが決めてくれました笑
彼ならこれから波に乗ってくれるでしょう笑

パスマップ

バルセロナ

今日は全員ラインが高く表示されています。アラベスは1人退場からほぼ守りっぱなしだったのでこうなったと思います。

やはりコウチーニョとグリーズマンのパスマップ上の違いは左サイドとの関わりの大きさです。それどころか今日はグリーズマンはラングレからの薄っっすい線しかありませんでした。明らかに1人だけ直接的に関われていません。ただ今日のグリーズマンのプレーは良かったと思います。

アラベス

ボール支配率も20%とかなり低い事からパスマップからアラベスの意図を探ることは少し難しいですね笑

分かるとすればボールを持った時の前への意識は左サイドが強かったことです。しかし攻撃を始めるのは右サイドからが多かったです。（右：51%）

パスプロット

これはそれぞれ緑で囲まれた枠の中からどこにパスをしたのか示す図です。
14ゾーン（バイタルエリア）とハーフスペースでここまで多いのは珍しいです（多分）。少なくともバルセロナにとってはかなり多い方です笑

このエリアは攻撃の最も重要なエリアと言っても過言ではないほど重要です。
しかし今日はこのエリアでこれだけ侵入できパスをしている割にはチャンスが少なすぎます。
チャンス数２と言いましたがグリーズマンのチャンスは狙って起こしたというより偶発的に起きたという方が近いと思います。となると狙って起こしたチャンスはアンスファティの１本（前半）のみです。

つまりアラベスが退場者を出してから１回も狙ってチャンスは起こせてないということになります。

ではバルセロナは何が足りないのでしょうか？
いろいろあるとは思いますが、
一つはミドルシュートの少なさだと思います。（特にメッシ以外、MFからの）

https://rf-barcelona.com/long-shot/

↑↑↑前に書いた記事ですがバルサのミドルの少なさについて書いてます。↑↑↑

今はラキティッチもアルトゥールもいませんので誰が打てるかというとピャニッチだと思います。彼はユベントス・アラベス戦でも良いミドルを見してくれましたし、ブスケツよりパフォーマンスレベルが高いと思うのでピャニッチをスタメン起用してほしい。と言うのが僕の考えです。