ミドルシュートの必要性

 こんにちは。今回はバルセロナ の試合を見ていてミドルシュートが少く感じ(特に中盤の選手から)、他のチームと比べてみたいと思います。
 今回比較するチームはCL優勝オッズが高いパリサンジェルマン/バイエルンミュンヘン/マンチェスターシティ/リヴァプール の4チームです。また、コロナウイルスによる中断前の各リーグ戦直近10試合のデータを見てみることにします。

その前にミドルシュートの役割について見ていきたいと思います。



ミドルシュートの役割

 まずミドルシュートにはゴールを狙う意外にも大事な役割が存在します。多くのチームでは2ラインを敷いてブロックを形成していると思います。もし、攻撃選手がエリア外のシュートを禁止されていたら守備陣はどう考えるでしょうか?もちろんエリア内に入れさせないことだけを考えるでしょう。エリア内に入れない→シュートが打てない→ゴールが入らない→負けることはない。しかし、攻撃選手がエリア外のシュートを打てるとしたらどうでしょう?ブロックを形成するだけでは守ることはできません。つまりプレッシングをしなければならなくなります。プレッシングをするともちろんスペースが生まれます。そしてそのスペースをうまく使うことができれば、ゴールが生まれやすくなります。ミドルシュートを打たないチームは、守備戦術が徹底されている相手にはゴールを決める確率がかなり低いと言えます。

つまりミドルシュートを打つことで相手のブロック守備を崩壊させやすくなります


各チームのエリア外シュート率

パリサンジェルマン(8勝/2引/0負)
PSG Japan (@PSGJapan) | Twitterまず、パリサンジェルマン(以下PSG)から見ていきます。直近10試合は負けなしは流石の強さを誇ってますね。ところでシュート数に関してですが総シュート数は180本、その中でのエリア外シュートは47本つまり26.1%はエリア外から打っています。PSGを調べていて驚いたことがあります。それは全ての試合で支配率が60付近、時には70を超えている試合が数試合あったことです。PSGの試合はそこまで追ってるわけではなかったので意外でした笑

バイエルンミュンヘン(9勝/1引/0負)
تغيير طفيف في شعار البايرن .. بعد ان... - عشاق بايرن ميونخ ...次にバイエルンミュンヘン(以下バイエルン)をみていきます。今シーズンのブンデスリーガはかなり拮抗していますが、こちらも直近10試合は負けなし1引き分けと無類の強さを誇っています。バイエルンの総シュート数は193と5チームの中でも断トツで多いです。しかしエリア外シュートは52本と全体の26.9%でした。バイエルンも全ての試合で支配率65~70付近でありPSGと似ていますね笑

リヴァプール (9勝/0引/1負)
Liverpool FC - YouTubeプレミアリーグでは独走中、現在では最強の呼び声高いリヴァプール をみていきます。正直バルセロナ と比較するのは迷いましたが、一応入れました笑。総シュート数は160、エリア外からのシュートは47、全体の29.3%でした。個人的にはもっと多いイメージでしたが、そこまでありませんでした。

マンチェスターティー(7勝/0引/3負)
Manchester City Logo 512X512 URL - Dream League Soccer Logos【2020 ...ペップ・グアルディオラが指揮していることもあって、バルセロナ の原点回帰として比較するには良いと思ってる方も多いと思われます。早速ですが総シュート数をみていきますが総シュートは168本そしてエリア外シュートの数は....61本!そして、エリア外のシュート率は36.3%!これまで紹介した他3チームと比較すると頭ひとつ抜けてエリア外のシュート率が高いことがわかります。(3本に1本以上エリア外からのシュートがあるのはかなり多いと思います。正直調べててビックリしました笑)これはペップの指示によるものなのか疑問ですが明らかに多いです。


2020年のLong Shot 集

バルセロナ

バルセロナ (7勝/1引/2負)
バルセロナ | サッカーキングいよいよバルセロナです。ではデータを早速見てみましょう。総シュートは134本(シュート数から他のチームより少ない...)そしてエリア外からのシュート数は40本でエリア外シュート率は29.9%
------あれ...?意外と少なくない?むしろ比較した中では上から2番目で実は多い方なのでは?------
そう思う方も多いと思います。しかし、詳しくみてみると少し違うことがわかります。
比較した10試合で15%未満、15~25%未満、25~30%未満、30~40%以上、40%以上の5つで分けて考えてみます。そして、マンチェスターティー、10/11シーズン(3/5~5/12)のペップバルサと一緒に比較します。

バルセロナマンチェスターシティペップバルサ
15%未満4試合0試合0試合
15~25%未満1試合1試合0試合
25~30%未満0試合2試合2試合
30~40%未満2試合4試合2試合
40%以上3試合3試合6試合

この表で見てほしいところは、15%の欄と15~25%未満の欄です(つまり25%未満)。バルセロナ は半分の5試合、それに対してマンチェスターシティとペップバルサは1試合と0試合。ほとんどの試合はエリア外シュート率は25%以上になっています。つまりバルセロナミドルシュート率は少なくはないが、1試合1試合を見ていくと多い試合もあれば極端に少ない試合もある。

なぜ少ないのか?

個人的な意見はやはりメッシ依存が大きいと思います。(監督からミドルシュートはできるだけ打つなと言われているかもしれないが)バルセロナ のメンバーの中でバイタルエリアで一番仕事ができ、信頼できる人は誰か?勿論メッシだと思います。なので、バイタルエリア付近ではやはりメッシにボールが集まります。まずチームはメッシを見るので例えシュートコースが空いてたとしても、見逃してしまうかもしれません。もしくは他に大きな理由があるのかも...?

MFのミドル

ここで解決できるのはMF(アルトゥール{ラキティッチ})のミドルだと思います。バルセロナが30%以上の試合でもシュートしている選手は、ほとんどメッシとグリーズマンでした。なのでMFからのミドルシュートが増えると、もしかしたら得点数が増えていくかもしれません。

最後に*ビジャレアル戦で素晴らしいゴールを決め、今後のバルセロナ の核になり得るArthur Meloのプレー集で終わりにしたいとお思います。(*動画の00:59~)

最後に

ここまで読んでいただき本当に有り難うございます。

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